今回はヒトヒトの実の悪魔の実の存在が、ひいてはゴムゴムの実の秘密が明かされたことで、注目度が一気に上がりました。
続々と悪魔の実の謎にも近づきつつあるワンピースの物語で、このタイミングで「ヒトヒトの実」、もっと広く言うと
幻獣種という存在が、悪魔の実についての秘密に迫る一つの仮説が立てられるので、こちらについて考察していきたいと思います。
その理由を明かされているワンピースのストーリーと合わせてお話ししていきたいと思います。
U-NEXTならワンピースアニメ、映画どちらも見ることができます。
登録後、31日間無料で楽しむことができます。
はじめにもらえるポイントで、ワンピース最新刊も無料で読めますよ〜
UNEXTについて詳しくはこちら。
ヒトヒトの実
ヒトヒトの実は動物系悪魔の実です。
悪魔の実には、自然系、超人系、動物系の3種類に分類されています。
ヒトヒトの実の存在がワンピースの中で初めて登場したのは、麦わらの一味の仲間であるチョッパーとの出会いが描かれたドラム王国のストーリーででした。
ドラム王国は、黒ひげやエースも訪れた国でもあり、何かと秘密があるのではないかと改めて注目度が増しています。
チョッパーは、ワンピースの中でも唯一動物で人語を話せる存在であり、動物の言葉も理解できる存在です。
元々は、トナカイで悪魔の実である動物系ヒトヒトの実を食べたことで、人間の能力を宿したトナカイです。
動物とも会話でき、人間とも会話ができます。
動物という枠での「人間」も動物系悪魔の実に分類されているということです。
この時は全く疑問も感じませんでしたよね。
ヒトヒトの実の能力者
最新1053話時点で、ヒトヒトの実の能力者は4名明らかになっています。
登場した時系列順に紹介していきたいと思います。
トニー・トニー・チャッパー
- 青鼻のトナカイ
- 能力:ヒトヒトの実 モデルは現在不明
- ドラム王国出身
- 麦わら一味の船医
チョッパーのヒトヒトの実のモデルは、現時点で不明です。
麦わら一味の船医として、ドラム王国編で海賊になりました。
これまで登場している動物系悪魔の実の「ヒトヒトの実」は、例外なくモデルが存在していますので、いずれチョッパーのモデルも明らかになる可能性は高いと思います。
ドラム王国の謎、チョッパーの食べた「ヒトヒトの実」のモデルは今後明かされる秘密の一つかもしれません。
センゴク
- 登場時→海軍元帥 / 2年後→海軍本部大目付
- 能力:ヒトヒトの実 幻獣種モデル大仏
- 南の海出身
センゴクは元海軍元帥です。
頂上戦争時では、海軍の実質トップのポジションです。
(※2年後のストーリーではその地位を退き、後釜に赤犬が海軍トップになっています)
悪魔の実は、ヒトヒトの実幻獣種モデル「大仏」。
能力の詳細は不明ですが、姿は黄金の大仏で巨人サイズに大きくなっていました。
海軍側のトップであるセンゴクが、ヒトヒトの実を有していることも伏線になっている気がしますね。
オニ丸(牛鬼丸)
- 狛狐で霜月牛丸の相棒
- 能力:ヒトヒトの実 幻獣種モデル大入道
オニ丸は、ワノ国の大名だった霜月牛丸の相棒でした。
チョッパーと同様、元々は動物で狛狐から悪魔の実の能力を得たキャラクターです。
姿が普通の狐ではなく少し変わった姿で描かれていますので、普通の狐かどうかは何とも言えない存在です。
悪魔の実は、ヒトヒトの実幻獣種モデル「大入道」です。
大入道とは、日本の妖怪のことで人を脅かすような妖怪で大きな僧侶姿で言い伝えられています。
チョッパーとは違い、大入道の姿の時は言葉を話せますが、狐の姿の時は話せないようです。
チョッパーはどの姿でも言葉を話せることが、よりチョッパーの食べた悪魔の実が特別な実であるような気がしますね。
ルフィ
最後はまさかのルフィです。これはびっくりでした。
ゴムゴムの実の正体が、ヒトヒトの実 幻獣種モデル 太陽の神「ニカ」ということが、ワノ国の戦いで明らかにされました。
ニカとは、ワンピースの空想上の神様のようですね。
ゴムの性質を持った、かつて奴隷を救ったとされる解放の戦士です。
なぜゴム?とか、色々と謎のある部分も今後明かされることが楽しみな悪魔の実です。
ゴムゴムの実とは仮の名前で存在自体が秘密にされるほど、重要な悪魔の実のようで、伝説の悪魔の実と五老星に言わしめるほどの貴重な存在です。
ということは、ゴムゴムの実は別に存在する可能性も出てきましたね。(笑)
そんな実がルフィの手に渡った流れは、
- 海軍に護送されていたタイミングでシャンクスが強奪
↓ - ルフィとよく合っていたフーシャ村の酒場で偶然食べてしまった
これにも疑問が残りますが、今回は触れませんが重要なシーンであることは間違いありません。
最新話で度々登場するジョイボーイもこの実の能力者であることが間接的に描かれています。
ヒトヒトの実の秘密が明かされ、判明した事実
ヒトヒトの実然り・・・
動物系悪魔の実の幻獣種の存在が物語の中で、一つの事実を確定させています。
いずれ物語でも明らかにされると思いますが、
悪魔の実は人間が深く関わって生まれたモノであるという事実です。
パンクハザード編でも、人造悪魔の実「SMILE」が描かれていました。
SMILEは、完全に悪魔の実の劣化版という描かれ方がされています。
ヒトヒトの実には幻獣種しか存在しないという説が、現時点では有力です。
いずれチョッパーのヒトヒトの実にもモデルが明かされる可能性は高いです。
この幻獣種というシリーズに着目したいと思います。
ヒトヒトの実だけでなく、他の動物系の悪魔の実にも幻獣種は存在します。
例えば、
- 白ひげ海賊団マルコのトリトリの実 幻獣種モデル「不死鳥」
- ヤマトのイヌイヌの実 幻獣種モデル「大口真神」
そもそも幻獣種という存在が人が空想した存在です。
特に超人系、動物系悪魔の実(幻獣種シリーズ)は、人間が存在しないと成立しない悪魔の実が多くあります。
これだけでも、悪魔の実自体が自然発生した存在でないことがわかります。
そこにあまり疑問を持たせないストーリ構成をしていた尾田先生はさすがです。
悪魔の実全てとは断言できないかもしれませんが、人間が大きく影響しているということがより明確になりました。
悪魔の実の発現条件や伝達手段が少しづつ明らかになるような伏線が、物語が進むにつれ度々描かれています。
五老星の発言
より悪魔の実と人間が大きく関わっている理由として、
ルフィのゴムゴムの実の正体が、ヒトヒトの実である事実が描かれた時の五老星の発言に、
参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』
動物系の悪魔の実には意思が宿る、まして神の名を持つ・・・
という発言がありました。
「意志が宿る」という発言で、幻獣種シリーズには人間の影響を大きく受けていることは確定しています。
この意志がどういった意志を指しているのかについては、明らかにされていませんが、モノに悪魔の実を食べさせ、自律的に動いている描写もありますので、生き物の意志そのものが宿るという予測が立てられますね。
現時点では動物系という括りで、他の悪魔の実に「意志が宿る」という明確な描かれ方はしていないので、この発言自体が幻獣種を指していたのかもしれません。
悪魔の身の中でその分類がより分岐している悪魔の実は、動物系だけで尾田先生の思い入れがあるようにも感じます。
これまでのワンピースでも動物は度々登場しています。
扉絵や物語でも度々描かれているのも関係していたのかもしれませんね。
物語の終盤でこの悪魔の実の正体が描かれるのが楽しみですね。
コメント