[悪魔の実の謎]四皇の２人、食べてない説

ワンピースの物語では、欠かせない「悪魔の実」について今回は取り上げたいと思います。

悪魔の実について、新しい事実がどんどん明かされています。
そんな中、最終章で全ての秘密が回収されると思います。

その前に悪魔の実の謎について、特に気になるテーマである「能力の伝達」について深掘りしていきたいと思います。

黒ひげの「ヤミヤミの実」と、ビッグマムの最後の謎である「ソルソルの実」

この２人の共通点から、悪魔の実の謎についてお話ししていきたいと思います。

ヤミヤミの実の能力者の黒ひげ

黒ひげは、元々白ひげ海賊団に所属していて、「ヤミヤミの実」の悪魔の実がきっかけで、白ひげ海賊団から逃亡しました。

その後は、エースが海軍に捕まるきっかけ、王下七武海に加入、そして四皇と何かとルフィと因縁がある海賊の1人です。

ヤミヤミの実を奪うきっかけになった理由ですが、当初から黒ひげは悪魔の実についてかなり詳しく知っている節があります。

白ひげ海賊団でのルールとして、悪魔の実は一番最初に見つけた人のモノにできます。

そんな中、四番隊隊長のサッチが「ヤミヤミの実」を入手。

ストーリーでは、それを理由に黒ひげがサッチから実を奪うだけでなく、サッチを殺害してしまいます。

もしかしたら、サッチは既にヤミヤミの実を食べた後で、能力者から奪う能力を知っていた黒ひげの手にかかったのではないかという噂もあります。

さらに頂上決戦では白ひげから「ゴロゴロの実」の能力まで奪ってしまいします。

海軍もいる中で、白ひげに黒い天幕をかぶせ、黒ひげは何かを行い、能力を２つ得ることになります。

これは悪魔の実には伝達手段があり、それは海軍も知らない秘密であることがわかります。

黒ひげというキャラクターは、色々謎があり、これまで一度も寝たことがないなど、特殊な体質なようで、それが悪魔の実を２つ所持できるような描写もありました。

ビッグマムの最後の謎

ワノ国編で、キッド・ローの共闘でビッグマムは倒されました。

しかし、ビッグマムに関してまだ回収されていない秘密が一つあります。

それは、ビッグマムの能力についてです。

ビッグマムは「ソルソルの実」の悪魔の実の能力者ですが、他の能力者と違い、明確に悪魔の実を食べて得た能力ではありません。

ホールケーキアイランド編で、ビッグマムの過去編が描かれました。

ソルソルの実の能力者は元々は、マザーカルメルの能力です。

マザーカルメルは、孤児院で子供達を育てている子供たちにとっては、「母」のような存在です。

「ソルソルの実」自体が、他の悪魔の実とは少し異質です。

超人系(パラミシア系)の能力のようですが、自分や人間の魂を、動物や食べ物や、無機物に移すことで、生き物のように操ることができる能力です。

元々は、ビッグマムが幼き頃、孤児院の母、マザーカルメルの能力であったソルソルの実の能力を、ビッグマムが保有するきっかけになった話は、過去編で少し描かれてはいますが、明確には明かされていません。

巷では、ビッグマムは幼少期から、空腹になると見境がつかない特徴から、マザーカルメルを食べてしまったのではということが言われています。

しかし、それには少し疑問が残ります。

ビッグマムが、人から魂を奪うときは、魂だけ抜き取り、肉体全て消えてしまったあの事件には別の理由が考えられます。

物語の中では、そんなビッグマムが能力を得たタイミングを目撃したのは、エルバフの戦士と現在のビッグマム海賊団の総料理長のシュトロイゼンだけです。

注目する点は、これまで他の能力者の悪魔の実を別の人間が使えるという描写は、頂上戦争時に描かれた黒ひげだけでした。

当時、白ひげのグラグラの実の能力を黒ひげが奪い、その場で能力を使ったシーンがありました。

悪魔の実の能力を２つ持つ人間が、ワンピースの中では「黒ひげ」だけです。

他の能力者の悪魔の実を奪うことができるのは、黒ひげだけの能力と思っていましたが、何かしら悪魔の実の伝達手段があることを示唆している印象的なシーンでもありました。

悪魔の実の秘密

最終章目前、悪魔の実も改めてスポットが当たり始め、続々と明らかにされつつあります。

黒ひげは、昔から悪魔の実について執着があり、その分知識も豊富です。

ビッグマムは、ストーリーの流れでは、完全偶然で「悪魔の実」を能力を手にしています。

しかし、偶然とはいえ、ビッグマムのストーリーから悪魔の実を引き継ぐことができる条件があることは確定しました。

ドレスローザでも、ドフラミンゴとの戦いで、弱っているルフィの能力を奪おうと黒ひげの仲間でありバージェスが行動していたこともあります。

黒ひげ海賊団では「悪魔の実」の能力の伝達手段が共有されています。

最終章で、悪魔の実の由来から明かされるのが楽しみですね。