1068話でベガパンクの目指す世界とエッグヘッドからの脱出の真相が明らかになりました。
そしてエニエスロビー編以来のルフィとルッチの再会が描かれた所で話が締め括られています。
大きな章の最大の敵キャラはこれまでも再会している率が高いので、バギー然り(今ではクロスギルドの一応トップ)、クロコダイルも現在も重要キャラで伏線も明かされていません。
そう考えると、月の技術が関係している線が濃厚なエッグヘッド編で一番注目されているわけですが、そうなると実際に月に到達しているエネルがとうとう再登場するかもしれませんよね。
扉絵短期種中連載シリーズで主役として描かれていましたし、ワノ国編でのあの元四皇の2人のフェードアウトの描かれ方も気になります。
現在の扉絵連載シリーズは
- ビッグマム海賊団からのジェルマ&シーザーの逃走劇
↓ - クザン含め黒ひげ海賊団によるプリン拉致
本ベガパンクもかつて所属していたMADSという組織にフォーカスが当たってきています。
本編とのリンクも多くなってきていますので、どちらも見逃せません。
ルフィVSルッチ再び
四皇となったルフィとCP0の実質トップであるルッチが再会。
海賊と政府側との単純な対立ですぐに戦いが始まると思いきや、カクが「上の許可なく戦えんぞ」との一言。
理由は「四皇」には傘下がつきもので、ちょっとした小競り合いが戦争にすら発展する事を懸念しているようです。
ドレスローザ編終幕で、麦わら海賊団の傘下となった海賊達が「歴史に名を残す一大事件」というものがなんとなく見えてきたような気もしますね。
ワノ国編ではルフィ、キッド、ローの3人が同じ30億の懸賞金であるにも関わらず、麦わら海賊団が四皇入りしているのは、それ以前から麦わら大船団として海軍側には捉えられており、その危険度がキッドとローの海賊団よりも大きかったからです。
という建前の理由はあれど、ルフィが止まるわけはありませんでしたね。
目の前のベガパンク「暴」に対する恩義があり、ルッチに対して敵意をむき出しにします。
CP0がエッグヘッドに上陸した事で、現在の麦わら海賊団の所在が海軍側に伝わります。
そこで、赤犬の発言で気になる一言。
かねてよりの作戦で黄猿率いる海軍が既にエッグヘッドに向かっている状況のようです。
赤犬はルッチに対して、麦わらとは絶対に戦わせるな、海軍の到着を待てという命令を出しています。
しかし、CP0は世界政府(ほぼ五老星)直属の組織。
どこまで赤犬の発言が聞き入れられるかはわかりません。
黄猿側の海軍の目的がかなり気になりますね。
悪魔の実の仮説
緊迫した状況を危惧している最中、エッグヘッドでは既に戦いが始まっています。
ルフィは既にギア5のニカの状態。
そしてルッチもこれまで見た事のない自分の悪魔の実を覚醒させ、ルフィとは対比的に描かれています。
ルッチの能力は、動物系悪魔の実ネコネコの実 モデル「豹」
その状況を上層から正達も窺っており、ルッチの姿は珍しい事例だと発言しています。
悪魔の実の覚醒の中でも、動物系悪魔の実は人格が取り込まれてしまう事が多いらしく、ルッチが自我を保ったままの状態でいる事が貴重な事例なよう。
作中ではほとんど超人系悪魔の実の覚醒しか描かれていませんでした。
インペルダウンの獄卒獣のみ動物系悪魔の実の覚醒事例で登場していました。
人格が取り込まれた姿で、元々は人間の能力者だったかもしれません。
フォルムはルフィと同様、羽衣を纏ったような姿。
しかし、ベガパンクはそれよりもルフィの姿「白い戦士」に驚いています。
その状況を上層にいるナミ達も見ており、ルフィのその姿はゴムゴムの実の能力だと思っていましたが、ゴムゴムの実は古い「悪魔の実図鑑」には載っていないとの発言を聞きます。
ナミやロビン達が太陽の神「ニカ」の存在を知ることになります。
興奮したベガパンクの発言は止まらず、悪魔の実の仮説について語り始めました。
悪魔の実とは、誰かが望んだ「人の進化」の可能性
※ベガパンクの発言
ああなれたらいいな、こうなれたらいいな
多岐にわたる人類の未来の能力である
だから「不自然」であり、自然の母である
「海」に嫌われているという罰を背負って存在している
能力者とは誰かが思い描いたいくつもの異次元を生きるもの達
重要な要素が散りばめられている発言ですが、その真相まではベガパンクにも辿り着いていないようです。
ベガパンクによって最大の謎の一つの悪魔の実についても明らかにされると思っていましたが、そうではないようです。
悪魔の実には人が大きく関わっていることは、幻獣種の存在や人工物のモデルがあることから明らかではありましたが、この発言はワンピースの世界を根底を覆すかもしれない発言かもしれません。
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