ワンピースの物語が進むにつれ、度々意味深に登場するようになった「月」の存在ー。
そして、最新103巻の表紙でも、ニカの姿となったルフィの背景には、象徴的に「月」が描かれています。
太陽の神「ニカ」と呼ばれている伝説の悪魔の実でありながら、その姿は白く描かれています。
月に影響される存在と言えば、、
大きな力を得られ姿も変化するミンク族の”月の獅子”化にとても似ていますよね。
ルフィの”ニカ”の姿とミンク族の”月の獅子”の描かれ方は、間違いなく「月」が意識されていますね。
— 考えるヌイ (@nuithink) July 25, 2022
ワンピースの世界の月の秘密が明かされるのもそろそろですね!#ワンピース #ワンピース考察 #ONEPIECE pic.twitter.com/p1SSly6Xr6
ルナーリア族も月と関係している可能性は高いです。
ネーミングのルナーリアのルナ=ラテン語で”月”を意味していますし、元々生きた翼を持つ一族が「月の人」である可能性がとても高いです。
今後重要なストーリーに絡むこと間違いない「月」について迫っていくと、未だ謎に包まれているDr.ベガパンクにもスポットが当たる可能性も見えてきます。
ベガパンクの”ベガ”も星の名前ですし。
月に大きく関係するキャラクターの「エネル」の行動と共に迫っていきたいと思います。
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空島編後のエネル
「月」が印象的に描かれ始めたシーンは空島編終盤からです。
ルフィとの最終決戦に敗れ、それまでエネルに支配されていた空島スカイピアは解放されます。
エネルはスカイピアを支配している裏で、空島の民に方舟マクシムを造船させていました。
参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』
さぁ行こう”マクシム”
夜に目映く浮かぶあの神の世界へ
”限りない大地”へ
ルフィに敗れた後、限りない大地(月)に逃げるようにシーンが描かれ、空島編は終幕。
エネルのスペース大作戦
それ以降、エネルは本編には登場しませんが、扉絵連載のエネルのスペース大作戦で、月の謎とともに描かれるようになりました。
扉絵連載は、ワンピース読者なら見逃せないもう一つのストーリーです。
例えば、初期の扉絵連載で「コビメッポ奮闘日記」で、コビーがガープに鍛えられ、エニエスロビー編後のエピローグで海兵となったコビーとルフィの再会が描かれました。
そんな扉絵連載では、
- 機械仕掛けの兵隊のように描かれるスペーシー中尉
- 宇宙海賊との争い
- 月の古代都市「ビルカ」
この3つが大きな事実として描かれ、月の秘密が次々と描かれ始めました。
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エネルが月に到着し、初めて会った生物としてスペーシー中尉と呼ばれる兵隊が登場します。
出立ちは軍人のような風貌で、月で宇宙海賊と争っているようです。
ここで、しれっと宇宙にも海賊ひいては・・・宇宙人的な存在が明らかになっているわけです。
スペーシー中尉は、ツキミ博士という人物に”カラクリ島”で生み出された機械仕掛けの存在のようです。
”カラクリ島”と言えば、フランキーが王下七武海くまに飛ばされ、より自分のサイボーグ化に拍車をかけるきっかけになった”からくり島”と名前は同じです。
(表記はひらがな、カタカナと微妙に違いますが)
本編で描かれた”からくり島”は、未来国「バルジモア」にある未だ謎のDr.ベガパンクの出身地です。
同じ島とは断言できず、バルジモアは冬島であり、扉絵のカラクリ島での月見のシーンは同じ国であるようには見えません。
しかし、関係ないということはないでしょう。
ツキミ博士とベガパンクには深い関わりがあると考えています。
これまでも「パシフィスタ」、王下七武海撤廃のきっかけになっている「SSG」などの兵器や悪魔の実の解明など、高度な文明や技術を持っていることから、ベガパンクも月の一族と深い関わりがあるんじゃないかと。
ベガパンクの名前でもあるベガ=こと座αと呼ばれる星座の名称だったりします。
この事実もダメ押しで、ベガパンクが宇宙ひいては月に関係している可能性も高まったのではないでしょうか。
月の古代都市「ビルカ」
月にもかつて都市が存在し、その名も「ビルカ」。
元々エネルがいた空島の名前と同じです。
エネルが見つけた古代都市の壁画に、月の民がかつての空島に「ビルカ」と名付け、そこに住み始めたと推測できます。
あるいは空島そのものが、月の民の技術が使われているのかも。
資源不足により、青色の星(=ワンピースの星)に降り立ったという事実も壁画で描かれていますので、間違いないでしょう。
月にある壁画では、かつて高度な文明があることを記すようなものが描かれ、空島ビルカの文明が月の民からもたらされた可能性が高いことがわかります。
方舟「マクシム」も間違いなく月の技術ではないでしょうか?
宇宙海賊の乗る海賊船も同じような造りにみえます。
マクシムは古代兵器説が噂されています。
この事実から間違いなく、今後「月」をテーマにしたストーリーが描かれる可能性がより高まりました
月の古代都市には、「電気」で動く装置が多く残されており、スペーシー中尉と同じ造りと思われるサイボーグが保管されていました。
エネルの雷の能力で、古代都市に電気が走ったことで、多くの機械仕掛けの兵士が動き出し、それらに感謝され、月の古代都市でエネル軍団として団結したところで、扉絵連載は終了。
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扉絵連載から紐解くと、高度な技術や文明が月の文明と大きく関係していることがわかります。
最終章では、この技術的な話について触れるときに、間違いなく月の文明にも触れることでしょう。
しかし、高度な文明の技術以外の悪魔の実については謎のままです。
月の文明とは関係のないものだからなのかは断言できません。
しかし誰よりもベガパンクはその秘密に精通しているんですよね。
結局、最新103巻に描かれた”ニカ”と”月”の関係はわからず・・・
違った視点で、ニカや月の獅子は「月」に大きく影響を受ける存在であることは間違いないと思います。
月は太陽の光があることで、照らされているわけですからね。
- 方舟”マクシム”はかつての「月の人」の技術が元にされている
→資源不足で青い星に降り立ち、空島で文明を残した - かつての「月の人」の一部が、空島で暮らす人々の先祖である
→エネルやスカイピアの人々、ウルージなど - 月の文明の技術は、ツキミ博士ひいてはDr.ベガパンクの知識、技術に大いに影響している
→つまりどちらも「月の人」の末裔なのでは?
この辺りの謎の解明や本編にエネルの再登場があるのか?
どのように本編で秘密が明かされるのか楽しみですね!
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