ワンピース考察

[1059話で明かされたロッキーポート事件の真相]2つの事件から謎を紐解いてみた

ワンピース考察

1059話でスポットが当たったロッキーポート事件

ロッキーポート事件とは何だったのか。

果たして黒ひげの懸賞金が上がった件と大きく関係していた事件だったのか、1059話で大きな伏線として描かれていました。

そんな意味深に描かれたロッキーポート事件について考察します。

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ロッキーポート事件とは?

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

1059話までロッキーポート事件がフォーカスされる話はこれまで描かれていませんでした。

2年後のストーリーで描かれ始めたので、麦わら一味がそれぞれ修行をしていた期間に起きた事件ということは確定しています。

事件の真相は未だ明かされていませんが、事件の概要を整理すると、

これまでのロッキーポート事件の概要
  • 2年後の世界で描かれる前に起きた事件
  • 首謀者はトラファルガー・ロー王下七武海入りしたきっかけの事件
  • 海賊の心臓100個を海軍に届けた
  • コビーが海軍の”英雄と呼ばれるきっかけになった事件
参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

そもそもロッキーポート事件は、2年後のストーリーでローが王下七武海入りする為に起こしたとされていた事件として描かれただけの印象で、時折コビーが登場する際に言われるくらいの事件でした。

ロッキーポートの新事実

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

1059話黒ひげが関わっている事実が明かされていたわけですが、セットで懸賞金が四皇入りしてから初めて明らかになりました。

同時に明かされた理由は懸賞金が上がった理由であり、ロッキーポート事件を起こした張本人である可能性が高いことです。

表向きに事件の解決をした英雄とされているコビー

2年後の世界では、コビーは大佐に階級を昇格させていました。(それまでは曹長)
おそらくロッキーポート事件がきっかけで昇格しています。

しかし実際懸賞金が上がった事件というには不十分な描写もあります。

カイドウとビッグマムの同盟が海軍で騒がれていた時に、ロジャー、白ひげなどトップの懸賞金などを整理する話が描かれた際に、黒ひげの懸賞金22億4760万という額も共有されています。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

その時にはすでに海賊島”ハチノス”の元締め=ボスになっていたことは判明していました。

黒ひげの懸賞金22億4760万時点で、

  • 2年前のインペルダウン襲撃
  • 海賊島”ハチノス”の元締め=ボスになっていたこと
    (おそらくこの時に元ロックス海賊団「王直を打ち倒していた)

ということになるので、今回明かされた39億9600万に上がっていた直接的な理由とは考えにくいです。

ロッキーポート事件にすら海軍でも触れられていなかったので、事件の立ち位置が更にややこしくしています。

957話”ULTIMATE”で大物海賊の懸賞金が明かされた際に、初めてロックス海賊団に触れられます。
しかも王直、海賊島”ハチノス”というキーワードが出ているにもかかわらず、黒ひげとの関与、それについて触れられていなかった理由は、海軍も知らなかった可能性もあります。

そう考えると、1059話で描かれたロッキーポート事件と黒ひげが「王直」を打ち倒したことは別の事件である可能性も出てきます。

17億以上も懸賞金が上がる事件であれば、世間に隠されるべき事件という線とこのタイミングで事件と王直に触れられていないということは不自然ですからね。

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ロッキーポート事件と類似する2つの事件

事件の背景を整理してみると、これまでワンピースで描かれたストーリーで類似している話があることにお気づきでしょうか。

大きく2つの事件と酷似している点がありますので、それぞれ説明していきたいと思います。

アラバスタ王国で起きた事件

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

最新話でも再び”アラバスタ王国に関する事件”として未だ謎が多く残されている国の一つですが、

今回注目する点は、クロコダイル率いるBWバロックワークスと麦わら一味の対立が描かれたアラバスタ編のストーリーです。

事件の結末がまず似ている点の一つです。

表向きに知られている事実実際に起きていた真実が違う点。

アラバスタ編では、

  • 海軍が王下七武海クロコダイルの陰謀を阻止したと報道
  • 実際は麦わら一味首謀者であるBWを打ち倒し、海軍はアラバスタの反乱軍の暴動を抑えることで手一杯

というのが事実として描かれています。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』


アラバスタで起きた事件は政府上層部により真実は揉み消され海軍の功績として報道されていました。

当時、海軍を率いていた海軍本部大佐スモーカーと曹長たしぎは1階級昇格していました。
1番の功績者である海賊である麦わらの一味には一切ニュースでは触れられず、ルフィとゾロの懸賞金だけが上がり、悪名が上がった結果になっています。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

事件の構図が「ロッキーポート事件」と似ている点として、

  • 事件の手柄は海軍側の功績と報道されていた
  • 海軍を率いていたコビー階級が上がったこと
  • 事件には一切触れられていない黒ひげ懸賞金が上がっていたこと

結果だけ比較してみると、アラバスタ編と似ていることがわかります。

構図としては似ていますが、事件がおそらく世間に伝えられないほどの凄惨な事件の可能性があるので、伏せられている可能性が高く、インペルダウン襲撃と同様に黒ひげの悪名はそこまで知られていないかもしれません。

これまでの事件はルフィと比べても対比的な事件ばかり起こし、黒ひげは四皇入りし、現在序列ではシャンクスに次ぐ2番手になったというわけです。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

当時麦わら一味は海軍ができなかった国を救ったわけで、海軍からすると当時の王下七武海でもあるクロコダイルを打ち倒せるほどの実力を持っている海賊としてだけ危険視されていたので、ここも黒ひげとルフィの対比としても納得できる描かれ方ですね。

いまだ謎多きゴッドバレー事件

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

もう一つ類似している事件として「ゴッドバレー事件」。

まずこのネーミングが近しいというのも尾田先生の意図を感じますね。

ゴッドバレー事件は、当時最凶の海賊団として知られていたロックス海賊団が打ち倒された事件で、海軍でも知る人の少ない事件でした。(センゴクの世代の一部海兵の間でしか知られていない)

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

事件のあらましは、

ゴッドバレーで、「天竜人」とその奴隷達を守る為ガープとロジャーが手を組んで、ロックス海賊団を打ち破ったとされる事件です。

現在ではゴッドバレーという島自体が跡形もなく消えており、海賊と手を組んだことで、事実が海軍側でも伏せられており、当然世間には公表されていない事件です。

この事件をきっかけにガープはコビー同様「英雄」と呼ばれるきっかけにもなった事件です。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

これ以上の事件の内容が未だ明かされていませんが、当時ロックス海賊団には、白ひげ、カイドウ、ビッグマムとこれまで四皇と呼ばれていたメンバーが所属していた海賊団です。

ただ普通の海賊団とは違い、”一つの儲け話の為にかき集められた個性の集団”の海賊だったらしく、仲間殺しさえ絶えない異色の集団でした。

海賊島は当時のロックス海賊団の拠点のようでした。

ゴッドバレー事件を整理すると、

ゴッドバレー事件の概要
  • ロックス海賊団から天竜人+奴隷を守った
  • 海賊であるロジャーと海軍のガープが手を組んだ
  • ゴッドバレーという島は跡形もなく、情報も政府により揉み消されている

アラバスタ王国の事件とゴッドバレー事件。

この2つの事件が今回のロッキーポート事件と共通している点が多いのではないかと考えられます。

ロッキーポート事件の真実

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

事件に関係している主要人物を整理すると、

  • 王下七武海入りしたトラファルガー・ロー
  • 英雄とされている海軍大佐となったであろうコビー
  • 事件に関わっていたとされる黒ひげ
  • 王直が元締めだった海賊島”ハチノス”が関係している
  • 事件に乗じて黒ひげが王直を打ち倒し、海賊島のボスに。

2つの類似する事件を考察すると、考えられる大きな事件の流れは明かされている事実から推測できます。

ロッキーポート事件が起きた概要を時系列的に整理すると、

  1. 2年前の頂上戦争後の縄張りとして、黒ひげ海賊島ハチノスを狙う
  2. 元締め(ボス)の王直海賊島ハチノスで争う
  3. 2つの勢力の争いをコビー率いる海軍が介入
  4. 海軍の介入が結果的に黒ひげに有利に働く
  5. 海賊島を追われた海賊が周辺地域、島でそこに住む住民に被害を与え始める
  6. 偶然居合わせたトラファルガー・ロー海賊の心臓を奪い、被害を治める

というのがロッキーポート事件のおおよその流れなんじゃないかと考察しています。

つまり、首謀者は黒ひげ。事件を治めたのはトラファルガー・ロー。
というのが事件の真相ではないかと予想しています。

ロッキーポート事件が凶悪な事件の場合、
コビーが英雄と呼ばれるようになった事件を起こした首謀者とされるトラファルガー・ローを海軍側の海賊である七武海入りさせるとは考えにくいです。
海軍のやってることメチャクチャになりますから。

つまり、裏の事件の黒幕が黒ひげという流れであれば納得。

ローは七武海入りした後、ルフィと共にドフラミンゴを打ち倒した後に七武海を抜けた訳ですが、懸賞金額は黒ひげほど上がっていませんでしたからね。

市民を守った「英雄」としてコビーの名も広く知られるようになったことでも有名になっていましたが、黒ひげの存在は伏線としてすら描かれていませんでした。

事件の名前となっている「ロッキーポート」とは、

  • 海賊島”ハチノス”の港
  • その争いで海賊島に拠点を置いていた海賊達の多くが事件を起こした場所

どちらなんじゃないかと考えられます。

語源から紐解いてみると、ロッキーはrockロックつまり岩、岩場という意味ですが、形容詞でrockyロッキーと使われる際の意味は、

  1. 岩ばかり(岩場の)
  2. 困難な、問題を抱えた
  3. 不安定、、グラグラしている

大きく3つの意味を持った言葉です。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

そう考えてみると、描写されている場所”ハチノス”は、ゴツゴツした岩のような島で描かれていますから、場所は海賊島”ハチノス”の港(=port)という線が濃厚かもしれません。

コビーが黒ひげに拉致された件もこのロッキーポート事件の真相と関係しているのかもしれません。

早く事件の真相が明かされるのが楽しみですね!

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