ワンピース考察

最終章に動き出すシャンクスの謎に迫る[1054話までを考察]

ワンピース考察

長期休載から1ヶ月。
いよいよワンピースも最終章に動き始めました。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

尾田先生が読者に向けたメッセージもワクワクさせられますね!
この25年間の連載が「下ごしらえ」という発言。

いよいよワンピースの謎が明らかにされることは間違いありません。

8月6日の「FILM RED」の映画公開も控え、シャンクスの露出と注目度が一気に上がりました。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

いまだルフィとは子供の頃、フーシャ村で別れて以来再会を果たせていません

ヌイ
ヌイ

とにかく、シャンクスとルフィはすれ違いでなかなか出会えないんですよね・・・

映画のキービジュアルでも、違う方向を向いているんですよね。
本編でもまさかワノ国編に登場するとは誰も想像していなかったのではないでしょうか?

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もはやルフィが海賊として成長した時にしか、登場しないイメージのキャラクターです(笑)
長いワンピースの歴史でも、いまだに海賊としての「目的」が明らかにされていませんでした。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

最終章で満を辞してシャンクスが海賊として動く重要なシーンが、最新1054話で描かれました。

ネットでも、シャンクスの正体や目的について、様々な考察がされている重要なキャラです。
そんなシャンクスの謎について、迫っていきたいと思います!


ヌイ
ヌイ

こちらの記事をベースに動画でも発信しています。
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シャンクスという海賊

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

シャンクスが登場したのは、ルフィが幼少期フーシャ村で出会った海賊団の船長です。

ルフィに海賊の厳しさと楽しさを伝えたキャラクターです。

ルフィが悪魔の実を食べるきっかけを偶然作り、ルフィのトレードマークの麦わら帽子の持ち主でした。

海賊として立派になって預かった麦わら帽子を返すため、ルフィにとっての目標の海賊でもあります。

物語序盤ではシャンクスがどのような海賊なのか、全く明かされていませんでした。
物語が進むにつれ、次第にシャンクス率いる赤髪海賊団がどんな海賊か描かれ始めました。

四皇という事実が判明するまでは、王下七武海でもあり、世界最強の剣士のミホークと互角の実力者の海賊として描かれるだけで、謎に包まれていました。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

エニエスロビー編後のストーリーで、ルフィの祖父のガープからシャンクスの海賊としての地位が明かされました。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

四皇という海賊の中でも、最高位でもある一角を担っている事実が明かされるまでも長かったですね。

歴代の海賊で5番目の懸賞金額40億4890万ベリーという金額を誇るほどの実力者です。

エースの黒ひげ捜索を止めてもらうために、白ひげの船に訪れたシーンで初めて海賊としての戦闘シーンが描かれました。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

その後マリンフォードの頂上戦争終盤のシーンで、白ひげ海賊団と海軍との戦いに終止符を打つ為に、ルフィとはニアミスですれ違っています。

シャンクスの素性は頂上戦争時点で、

  • 王下七武海ミホークと同格の剣士としての実力者
  • 白ひげと肩を並べる四皇の海賊
  • 海賊王ゴールドロジャーの元見習い船員(バギーと同期)
  • 海軍大将センゴクとの繋がりがある

この辺りが伏線と合わせて描かれてきました。

シャンクスの謎

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

シャンクスについて気になるキーワードは4つあります。
謎多き海賊のシャンクスをひとつずつ振り返ってみたいと思います。

シャンクスの謎
  • 麦わら帽子
  • ミホークとの関係
  • 黒ひげとの関係
  • 世界政府”五老星”との繋がり

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麦わら帽子

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

シャンクスがかぶっている帽子は、ルフィが幼少期に預かっていた麦わら帽子ですが、元々の持ち主は海賊王のゴールドロジャーです。

ロジャーから受け継がれたその帽子は、シャンクスからルフィへと受け継がれています。

麦わら帽子についても大きな謎があり、マリージョアに保管されている大きな麦わら帽子が登場したことで、ルフィのかぶる麦わら帽子の重要性が高まりました。

そんな重要な麦わら帽子をかぶる数少ないキャラの1人です。
以前、麦わら帽子の謎と麦わら帽子に関わる重要人物3人についてもまとめました。

とにかく、ワンピースの中で麦わら帽子の重要性は誰もが知るところで、ロジャーから次代に受け継いだシャンクスは物語で重要な立ち位置になっています。

もしかすると、ロジャーも誰かから受け継いだ帽子だったのかもしれません。

ミホークとの関係

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』
ミホークの特徴
  • 世界最強の剣士
  • 王下七武海の海賊
  • シャンクスとライバル関係?

物語の序盤ではシャンクスの海賊としての地位は明かされず、ルフィの恩人的存在以上に明かされずにずっと謎に包まれたままでした。

ワンピースの世界で、世界最強の剣士と呼ばれているミホークとシャンクスは互角以上の実力者という事実が描かれています。

世界最強の剣士ミホークは、サンジが仲間になるストーリーの中で海上レストラン”バラティエ”に現れることで、物語に初めて登場しました。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

ゾロの目的である世界最強の剣士である鷹の目ミホークとの一騎打ちが描かれました。
ここで、ルフィとゾロと初めて対面するシーンでもありました。

ゾロは今では、四皇カイドウ率いる百獣海賊団の幹部キングを打ち倒すほどの強さですが、当時は圧倒的実力差でミホークに敗北しています。

未だ詳しく明かされていない麦わら海賊団2年の修行時代では、ゾロの師匠として立ち回っていたり、王下七武海の海賊としては異色の”剣士”として君臨していました。

もしかすると空白の2年の修行時代にゾロの左目は、ミホークにつけられた傷なのかもしれません。

そんな謎多きミホークと実力では互角を誇る剣士としてのシャンクスが描かれるシーンは、アーロンを打ち倒し、ルフィに懸賞金がかかったことで判明。

現時点でシャンクスは悪魔の実の能力者ではなく、剣士としての実力者の海賊という予想が可能性として高いですね。

それ以降は、ミホークとの関係がわかる描写はいっさい描かれていません。
ニアミスで頂上戦争の時に同じ場所にいましたが、シャンクスが訪れたことで自ら身を引いて行きましたね。

結局シャンクスとミホークの関係は謎のままです。
かつてのロジャーと白ひげのような関係性にも見てとれ、気になる関係性であることは変わりません。

黒ひげとの関係

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』
黒ひげとシャンクスの関係
  • 元白ひげ海賊団船員でロジャー海賊との小競り合いで度々顔を合わせていた
  • シャンクスの左目の傷をつけた張本人で、シャンクスとの因縁のある海賊
  • 王下七武海の後に四皇入りし、海賊として同格の地位に

シャンクスの左目の傷は黒ひげから受けた傷ということがシャンクス自身の口から明かされています。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

その事実が明かされたのは、エースと黒ひげの衝突を止めるため、白ひげ海賊団の船に訪れたシーンでした。

果たして、この傷がいつ付けられたのか?

今でも謎のままですがワノ国の過去編が描かれたことで、考えられる可能性についてお話しして行きたいと思います。

ワノ国過去編で、ロジャー海賊団と白ひげ海賊団が戦闘するシーンが描かれます。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

仲のいい関係性ではあるようですが、戦いのシーンはお互いにかなり本気の戦闘シーンとして描かれています。

それぞれのクルーが戦うシーンでしたが、シャンクスvs黒ひげという構図の戦いのシーンはありませんでした。

意図的かはわかりませんが、ロジャーの処刑のシーンが描かれた際にシャンクスの左目に傷があったかどうか、明確に判断できないようにシャンクスが描かれているので、

白ひげ海賊団との戦い、あるいはロジャー海賊団時代に受けた傷かどうかは断言できません。

そうなるとシャンクスが赤髪海賊団を結成した後が妥当でしょう。

しかしそう考えると疑問が残ります。(理由は後ほど)

考えられる可能性としては、

1-黒ひげが白ひげ海賊団から抜けた後

黒ひげが白ひげ海賊団から抜けた後に、何かしら赤髪海賊団もしくはシャンクスと対峙する場面で、受けた傷と考える場合、

黒ひげがいつ白ひげ海賊団から抜けたか、時期がはっきりとは不明です。
時間軸で考えると、少なくともルフィの子供の頃からシャンクスの目の傷はあったので、その線は薄いでしょう。

2-シャンクスが赤髪海賊団結成前かつ黒ひげが白ひげ海賊団時代の

白ひげ海賊団時代のどこかで、何かしらの目的のために衝突した時という線が濃厚と考察しています。

理由は、シャンクス率いる赤髪海賊団の海賊旗のデザインです。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

赤髪海賊団の海賊旗には、シャンクスの左目の傷を象徴するような旗のデザインになっており、これはシャンクスの意図が強く反映されているはずです。

旗のデザインからシンプルに考察すると、黒ひげの目的を阻止する為に結成された可能性が挙げられます。

これは、ドクロマークに傷と思われる3本の傷から連想できます。

旗のデザインもですが、船の船首のデザインが「竜」であることも、何かしら”意図”を感じます。

ワンピースの中で竜をイメージさせる存在は、「天竜人」しかいません。

シャンクス=天竜人なのか、はたまた因縁のある関係性であり、
海賊である黒ひげの目的を阻止する為の海賊という想像もできるのではないでしょうか。

しかしこれまで描かれてきた海賊としてのシャンクスの行動には違和感があります。

世界政府「五老星」との繋がり

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

シャンクスの海賊としての地位をここまで謎めかせている最大の理由は、やはり世界政府側との繋がりを匂わせるシーンがあげられます。

しかもトップである世界政府「五老星」との繋がり、当時海軍元帥のセンゴクとの関係が明らかにされています。

世界政府側にシャンクス個人が繋がりを持っているということが、作中で大きな伏線として描かれています。


ある海賊について話が・・・

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

わざわざ五老星に海賊であるシャンクスが相談しに行くほどの海賊です。
そして、五老星達はシャンクスの身分について知っているような口ぶりです。

ある海賊とは「黒ひげ」という線が濃厚でしょう。
あるいは、大穴で「バギー」という線も・・・

そして先ほど海賊旗の話の続きになりますが、ドクロマークと共に描かれた剣の意味です。

2本の剣の意味は、海軍組織の「SWORD(ソード)」を連想させます。
当初、骨から剣に変えられている意味は「剣士」の表現だと思っていました。

SWORDとは、ワノ国編で明かされた海軍の機密組織です。
その目的までは明かされていません。

カイドウの傘下に入っていた最悪の世代でもあるX・ドレークはその組織の隊長でした。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

百獣海賊団ひいては海賊として、名を挙げていたドレークも海軍側の海賊という事実が明かされています。

そしてコビーもその組織の隊員のようです。
コビーはすでに海軍本部少将の実力者です。

海軍本部少将が隊員というポジションであり、ドレークが隊長ということを踏まえると、海賊の中でも4人しかいない四皇のシャンクスがその組織に所属しているとすると・・・・

海軍を抜けた青キジ(クザン)もこの組織の一員として動いているのではないかというもありますよね。

より一層シャンクスが海軍側の海賊かもしれないという説に現実味を帯びさせる新事実。

この世界政府側との繋がり、四皇まで上り詰めた海賊としての地位がありながら、それまでの経歴が明かされていないことは、海軍側の海賊であれば納得です。

しかし、海軍の護送していた伝説の悪魔の実である「ゴムゴムの実」の強奪をしたことが、海賊でありながら、純粋に政府側のスパイというわけでもなさそうな行動をとっています。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

シャンクス独自の大きな目的の為に、海賊団を結成したのではないでしょうか?

つまり二重スパイ的な立ち回りをしているとも考えられます。

ラフテルから戻ってきたロジャーに何かしら質問をして、シャンクスが泣いているシーンが描かれています。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

シャンクスはラフテルに行く前に船を降りているので、ラフテル、ワンピースの全てを知っているわけではないと思いますが、ロジャーからラフテル、ワンピースに関わる大きな秘密について聞いた可能性は高いのではないでしょうか。

シャンクスの目的

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

シャンクスというキャラクターを紐解いてみると、とにかく伏線てんこ盛りなキャラクターです。

これまで一切明かされることはありませんでした。
謎多きドラゴンの次に伏線が多いキャラクターだと思っています。

正義の味方でもなく、悪としての海賊でもないようです。
自由気ままなロジャーの気質も受け継ぎつつ、シャンクス個人としての目的の為に海賊という無法者の立場が必要なんだと思います。

そしてとうとう最新1054話でシャンクスの目的の為に動き始めるというシーンが描かれました。

カイドウを打ち倒し、ルフィとバギーが四皇入りしたニュースが世界を駆け巡り、ワノ国全体で宴が開かれている最中に、ワノ国近海に赤髪海賊団がきているシーンが描かれました。

ルフィの覚醒したニカの姿を見て、感傷に浸るシーンは子供を見る親のようでもあり、シャンクスがゴムゴムの実の正体を知っているかのような描写でした。

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』

そして何かの目的の為にゴムゴムの実の覚醒を待っていたかのような回想シーン。
それを待っていたかのように、


なぁ、ベック。そろそろ奪りに行こうか。
ひとつなぎの大秘宝ワンピース

参照:尾田 栄一郎 (著)/集英社 発行『ONE PIECE』
ヌイ
ヌイ

この発言には鳥肌が立ちましたね!

これはゴムゴムの実の覚醒が、ワンピースを手に入れる為には必要だった条件なのか。
はたまた空白の100年の秘密に関わるキーアイテムになるのか。

とにかく休載明けの1054話は情報量も多く、新たな謎も生まれました。

最終章のシャンクスの動きは、間違いなくワンピースのストーリーの根幹に関わる大きな伏線です。

その秘密が明かされるのが楽しみですね!

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